過払い金の消失期限

 自分に過払い金があると分かっても、場合によっては失効してしまうことがあります。自分が払い過ぎた分であるのに、そのまま失効してしまうと大変もったいないと言えるでしょう。では、どのような場合に過払い金が失効してしまうのでしょうか。

 多いと言われているパターンは、過払い金の時効が成立してしまうという場合です。民法で定められており、最後の取引から10年が経ったら時効と決められているそうです。一日でも過ぎてしまうと請求はできなくなってしまいます。例えばテレビCMなどでは「2017年に過払い金が時効を迎えてしまう」と言ったような言い方をしていることがありますが、これは正しい意味ではありません。確かに2007年に法律が制定されたので、それより前にしか過払い金は発生していません。ただし過払い金についてはあくまで「最後の取引から」という数え方になりますので、例えば2007年以降にも同じ取引が継続しているという場合は数え方が変わってきます。2017年を過ぎたから回収できないというわけではないので、自分の取引が継続しているものなのかどうか、しっかりと確認をしましょう。また、賃金業者に何か不正などがあった場合にも期間などが変わってくる場合があるそうです。

 少しややこしくなってくるのが、「取引が継続しているか」の部分になると言われています。例えば一度借金を返済し終えてから、新たに同じ理由で借金をした場合には継続と言えるのでしょうか。また、継続した借金であったとしても、返済と返済の間の期間が大きく開いている場合はどうなるのでしょうか。これらは一概に答えられるものではなく、取引を総合的に見て継続かどうかの判断をしなくてはならないそうです。